おとーさんのバイク日記

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zoom RSS ラベルダ1000RGS・友のこと

<<   作成日時 : 2007/06/21 12:23   >>

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フライング・タイガースという貨物航空会社があったのをご存じでしょうか。

日中戦争時に中国国民党軍を支援したアメリカ合衆国義勇軍。というのがあって、通称「フライング・タイガース」。飛行機ファンなら、サメの口を描いたカーチスP-40が思い浮かぶかも知れません。
大戦終結後に、元フライング・タイガースの搭乗員などにより貨物航空会社が設立されます。その会社は後に「フライング・タイガース」という社名に改名され、日本にも定期便を乗り入れていました。

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(実に美しいフォルムです。エンジン、ブレーキにも手が入っており、マフラーもワン・オフのリーガル・レーシングですが、全体のフォルムが崩れていないのが素敵です。)

このラベルダ1000RGSの元オーナー、「J.J.」は、この会社の整備主任として、この会社に勤めていました。
彼と始めて会ったのは、80年代の浅間ミーティング。
クラブの理事長が
「イタリアン・ミーティングで面白い奴と知り合ったから、浅間に誘ったよ。」
といって紹介されたのが最初だったと記憶しています。長身、イケメンで自信に満ちた明るい男。というのが第一印象。話題はバイクのことよりもビールの話。
彼によれば、
「仕事柄世界中のビールを飲んだけれど、日本のビールが世界一。アメリカのビールが最低。日本製の色んなブランドのビールを並べて、飲み比べをやろう!」
ということで盛り上がった、盛り上がった。

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(タンク上にキャップを付けたくない、という理由で、給油口はこんなところに付いています。整備性はお世辞にも良いとはいえません。以前カウルの脱着を手伝った事があるのですが、カウルと、インナーカウルと、スクリーンがなんとミラーの取り付けボルトで友締め!とても時間がかかりました。その代わり、カウルにはボルトが殆ど見えません。)

その後会社はフェデラルエクスプレス社に買収され、「フライング・タイガース」の名前は消えてしまいます。
彼に、買収されちゃったんだって?と聞いたところ、
「そうだよ。今や俺は天下のフェデラルエクスプレスだぜ!」
と胸を張って答えてくれました。我々日本人の感覚だと、買収された会社の社員は冷や飯を食わされつらい思いをする。と思いがちですが、彼の自信は揺らぎません。

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(彼はこのバイクのデザイナーに会ったことがあり、その時ラベルダのこだわりについてなんでああなってるの?とあれやこれや聞いてみたら、「やなら乗らなきゃ良いでしょ。」で終わりだったそうです。)

現在彼はフェデラルエクスプレスの極東地区整備部門の親分をやっており、拠点のあるフィリピンに住んでいます。そんな訳でラベルダは日本に残され、現オーナーに託されました。
来年の4月までは、北軽井沢の「浅間記念館」に展示されています。

今年の秋には日本に来るかも、という話を聞きました。
フィリピンの劣悪な交通事情と、大勢のフィリピーナをくぐり抜けてもらって、再会できるのが楽しみです。


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは、初めまして。
以前にこちらと同じバイクで同じカラーに乗っていたことがあります。とても懐かしく、叉、マフラーに手を入れられているようで、かっこいいですね♪その後、ラベルダは元気に走っているのでしょうか、ちょっと気になりました。
ひぽ
2010/06/24 15:14
ひぽさん。コメントありがとうございます。
この車体は現在も浅間記念館に、中沖初代理事長が所有していた、ヨシムラCB500Fourと並んで展示されています。
お察しの通りマフラーはワンオフの削りだし。他にも様々な「レーシング」チューンが施されています。このバイクがどうして今の姿になったのかについては、それだけで立派な記事になるほどの素敵なエピソードがあるのですが、それについては、別の機会に。
お時間がありましたら、左上の「浅間ミーティングクラブ」のリンクも覗いてみて下さい。
おとーさん
2010/06/24 20:47

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